睡眠薬エスゾピックって何?安全なの?気になる疑問を徹底解説!

エスゾピックの製造元は?

エスゾピックはロイドラボラトリーズというフィリピンの製薬会社が製造しています。エスゾピック以外にも多数のジェネリック薬を展開しており、食品医薬品局(FDA)や世界保健機関(WHO)の承認も受けています。

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エスゾピックって本当に安全?

「エスゾピックって本当に安全?」のイメージ画像

エスゾピックは入眠障害の改善に効果的な睡眠薬ですが、その名前を聞いたことがある人は少ないでしょう。

それはエスゾピックが日本で未承認のためです。

薬局やドラッグストアには取り扱いがなく、病院に行っても医師から処方されることはありません。

 

このように日本では普及していないため、どれだけエスゾピックが優れた睡眠薬でも知っている人が少ないのです。

 

ところで、「日本で未承認ということは危険な睡眠薬なのでは?」と考えてしまう人も多いのでは?

実際のところはどうなのでしょうか?

 

結論からいえば、エスゾピックは安全な睡眠薬です。

ここでは、なぜ安全といえるのか解説しているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

 

エスゾピックはなぜ安全といえる?

医者

エスゾピックは世界的に有名なルネスタのジェネリック薬です。

同じ有効成分エスゾピクロンが含まれており、非ベンゾジアゼピン系睡眠薬に分類されます。

非ベンゾジアゼピン系とは、脳内の神経伝達に関わるベンゾジアゼピン受容体のうち「ω1受容体」に対して作用しやすい睡眠薬です。

催眠・鎮静作用のあるω1受容体の働きを活性化することで、脳の働きを抑制し眠気を促します。

反対に抗不安作用や筋弛緩作用に関わる「ω2受容体」に作用しづらくなっています。

そのため、副作用のふらつきや転倒が軽減されているのです。

このように、ベンゾジアゼピン系睡眠薬が「ω1受容体」と「ω2受容体」の両方に対して作用しやすい点に比べて、非ベンゾジアゼピン系睡眠薬は「ω2受容体」に作用しづらくなっています。

このことから、エスゾピックは副作用のリスクが少なく安全性が高い睡眠薬といえるのです。

さらに長期使用による効果減弱がほとんどみられないといった特徴をもっています。

基本的に医薬品を長期で服用していると、免疫抵抗ができ徐々に効き目が弱くなっていきます。

しかしエスゾピックはそのような影響がないため、効果減弱による増量をする必要がなく依存性がありません。

このことからも、エスゾピックは安全性が高いといえます。

 

エスゾピックが危険な睡眠薬ではないということがわかったのではないでしょうか。

世界でも広く使われているルネスタのジェネリック薬で、副作用の少ない非ベンゾジアゼピン系にも分類されています。

では、なぜエスゾピックは危険ではないのに日本で承認されていないのでしょうか。

それは、海外医薬品への日本の承認スピードが追い付いていないことが原因にあります。

 

日本で医薬品を販売するには3段階の治験が必要とされています。

【第1相】

少数の健康な人に対して投与し、安全性を確認

 

【第2相】

少数の患者に対して投与し、効き目や安全性を確認

 

【第3相】

世界各国の多数の患者を対象に効き目や安全性を確認

 

海外の製薬会社が日本で新薬を販売するには上記の3段階の治験に加えて、日本人への第1相の追加調査が必要となります。

この日本独特のルールによって、承認への遅れが生じているのです。

 

エスゾピックのように海外では普及しているにもかかわらず日本で承認されていない医薬品のことを「国内未承認薬」といいます。

2020年の調査ではアメリカと欧州連合(EU)で承認された新薬の72%が日本で承認されていないという結果もでており、日本で未承認だからといって危険な医薬品とは限らないのです。

 

エスゾピックは上記のことが原因で国内未承認となっているだけで、安全性は高い医薬品です。

ただし、服用時にいくつかの注意点があります。

どのような点に注意すればよいのかみていきましょう。

 

エスゾピックの注意点について

医者

エスゾピックは安全性が高い睡眠薬と先述しましたが、次に当てはまる行動をしてしまうと副作用が強まったり正常に効果が現れなくなったりしてしまいます。

 

【アルコールとの併用】

エスゾピックとアルコールを併用すると、エスゾピックの副作用が強まるおそれがあります。

また、アルコールを代謝する際に発生するアセトアルデヒドという物質が脳を興奮させ、脳の活動を活発にさせます。

この働きにより、身体は休めていても脳が休めていない状態になってしまい、睡眠の質が低下してしまうのです。

さらにアルコールには利尿作用があります。

トイレに行くために目を覚ましてしまうといった中途覚醒が増えてしまいます。

 

【服用禁止の人】 

妊娠中または妊娠の可能性のある人、重症筋無力症の人などはエスゾピックを服用することができません。

これらの人がエスゾピックを服用すると重篤な副作用が現れる危険性があります。

服用前に自分が服用禁止に該当していないか確認してから服用しましょう。

 

【併用注意薬を服用する】

筋弛緩薬や中枢神経抑制剤は併用注意薬に指定されています。

併用が禁止されているわけではありませんが、併用することで悪影響を及ぼすことがあるため注意してください。

 

エスゾピックを安全に服用するためにも上記の行動を控えましょう。

ここからは、エスゾピックの入手方法について説明していきます。

 

エスゾピックを入手するには

個人輸入

先述したようにエスゾピックは国内で未承認の医薬品です。

そのため、薬局やドラッグストアでは取り扱いがありません。

また、医師から処方されることもありません。

ただし、個人輸入をすることで入手することができます。

 

個人輸入とは海外の商品を個人の利用目的で輸入することです。

しかし、個人輸入には複雑な手続きが必要になるため、慣れない人がおこなうには少々厳しい手段です。

そのため、基本的に個人輸入をする人は個人輸入代行サイトを利用することになります。

ショッピングサイトのように欲しい商品を選ぶだけで購入できるため、非常に便利なサービスです。

ただし、中には悪質なサイトもあります。

きちんと信頼できるサイトで購入するようにしましょう。

 

まとめ

残念ながら日本では未承認の睡眠薬エスゾピック。

しかし、個人輸入代行サイトを利用することで簡単に入手することができます。

病院へ行かずに入眠障害を改善したい人は試してみましょう。

不眠症の改善ならエスゾピックの服用で改善できます!


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